給料も大事!介護職員が毎月得るやりがい
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「介護の仕事に興味はあるけれども、やりがいだけじゃなくて、お給料もキャリアアップもきちんと考えたい」と思っている方のために、介護職に転職するメリットや給料、資格についてまとめました。
目次介護士の働き先は、施設・居宅・医療機関などがあります。このサイトでは「施設介護」の現場で働く人たちに着目し、未経験から介護士を目指すためのポイントや年収事情などを紹介しています。詳しくは下記リンク先も参考にしてみてください。
介護職のキャリアと
給料アップ事情
介護職の給与体系は「基本給」に「資格手当」「夜勤手当」「皆勤手当」「住宅手当」「役職手当」などが加算される形で、一つの資格を取ると5,000円から10,000円程度の「資格手当」がつきます。
厚生労働省によると、令和4年9月の介護職員の全国平均給料事情は以下の通りです。
- 基本給与額 186,190円
- 手当額 80,670円
- 一時金額 50,680円

2024年2月からスタートした介護職員の平均給与を月6,000円引き上げる「介護職員処遇改善支援補助金」制度などで、国の支援は手厚くなる傾向。 東京都をはじめ、介護職への補助金制度を導入する自治体も増えてきました。
大阪には介護業界未経験・無資格の方を「資格支援制度」で応援している介護施設もあります。以下では現役介護士の声も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
介護職のプロを目指す
資格レベル一覧
介護の世界で給料とキャリアを上げるために資格が必要。さまざまな介護資格の中でも、給料アップが見込める介護資格の特徴と取得方法などをみていきましょう。
資格レベル順に解説していきます。
- 介護職員初任者研修(初級)
- 実務者研修(中級)
- 介護福祉士/ケアマネージャー(中上級)
- 認定介護福祉士(上級)
1.介護職員初任者研修
(初級)
介護の仕事には、買い物や掃除などを代行する「生活援助」と、入浴や食事、排泄のサポートをする「身体介護」の2種類があります。「介護職員初任者研修」は、「身体介護」の基礎知識を身につけるための介護士の入門資格。厚生労働省が指定する教育施設で、実技を含めた9課目130時間のカリキュラムを受講しなければなりません。この研修が終わると、施設介護や訪問介護の仕事ができるようになり、資格手当もつきます。
また、給料の高い大手の介護施設には「介護職員初任者研修」を採用条件にしているところもあるので、介護業界で転職する時も必須の資格です。
2.実務者研修(中級)
「介護職員実務者研修」は、介護サービスの責任者や、現場のリーダーとして活躍するために必要な資格。450時間の授業を通学または通信で受講します。「介護職員初任者研修」を修了していなくても受講できますが、「介護職員初任者研修」を修了していると130時間分の受講が免除されます。
3.介護福祉士/
ケアマネージャー(中上級)
「介護福祉士」「ケアマネージャー」の資格を取れば、資格手当だけでなく、サービス提供責任者として役職手当もつくので年収が上がります。
介護福祉士
「介護福祉士」は「介護のプロ」と認められている国家資格。訪問介護事業所には必ず介護福祉士を設置するよう法律で定められているので、ニーズが高い資格です。3年以上の実務経験と介護職員基礎研修、喀痰吸引研修を修了すると受験できます。
さらに、「身体介護」「生活援助」以外に、「自宅での利用者の家族へのアドバイス」「現場でのマネジメント」ができるとみなされるので転職に有利。自分自身が介護士として業務を行うだけでなく、サービス提供責任者として、どんな介護施設でも「即戦力の管理職」として歓迎されるでしょう。
ケアマネージャー
(介護支援専門員)
ケアプランの策定や介護サービスの調整などを行う「ケアマネージャー」になるための道のりは2つ考えられます。
- 医師や介護福祉士、看護師や社会福祉士など福祉系の国家資格を持ち、通算5年以上かつ900日以上実務経験を積む。
- 介護施設の生活相談員・介護老人保健施設の支援相談員・障害児相談支援専門員・生活困窮者自立相談支援事業主任相談専門員などの相談援助業務の実務経験を、通算5年以上かつ900日以上積む。
いずれも都道府県で行われているケアマネージャー試験に合格して、実技研修を修了しなければなりません。
4.認定介護福祉士(上級)
「介護福祉士」の上位資格、「認定介護福祉士」は、一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構によって創設された民間資格。「介護福祉士」として5年以上実務経験を積んだ人が研修を受けると「認定介護福祉士」になることができます。介護の現場の管理だけでなく、サービスやスタッフのマネジメントや、医師や理学療法士などの他の職種との連携強化。利用者へのアドバイスだけでなく、地域の介護事業所への指導や支援など、幅広いフィールドで活躍することが期待されています。
介護職に転職する
メリット
ここでは、20代から介護職に挑戦するメリットを例にご紹介します。
需要が高く政府が
支援している業界
高齢化する日本で、今後も需要を見込める産業は介護分野。働くことができる介護施設の種類や数も増えています。例えば未経験の20代で就職しても、資格を取得し、サービス提供責任者になって給料アップする、より良い条件の介護施設に転職するなど、実力次第でキャリアアップを目指せます。介護報酬改定のたびに介護士の給料は上昇。国から待遇改善の補助金も交付されているので、将来性のある仕事ともいえます。
前職や学歴に関わりなく
就職できる
人手が足りない介護業界は、他の業種よりも年齢や学歴による採用制限がゆるくなっています。異業種からの転職も歓迎しているので、もっと収入の高い仕事を探している高卒の人や、最初の勤めた会社が合わなくて辞めてしまった人も、学歴や職歴に負い目を感じることなく、介護現場になじめるでしょう。
キャリアアップの
スピードが早い
「資格手当」や「役職手当」がついて収入の増える「介護福祉士」や「ケアマネージャー」などの資格を取るには、ある程度の実務経験年数が必要。介護施設のスキルアップ補助制度を活用して介護職になって資格と取ると、30代で年収の高い介護のスペシャリストになれる可能性もあります。
女性介護士の子育てを
バックアップ
介護士の仕事は時間の自由度が高いシフト制が基本。夜勤なしの短時間勤務や週1日の勤務なども選べます。産休や育休制度も整っていて、従業員用の保育所を併設している介護施設もあります。子育て中の女性にとって働きやすい職場環境です。
夜勤で効率よく
収入を増やす
介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・グループホームなど、24時間運営している施設では、夜勤シフトに入ると、「夜勤手当」がつくので、出勤日数が少なくても高収入が見込めます。
転職後でも資格を取得して
給料は上げられる
今後も需要が増える介護のお仕事。未経験者で就職しても、「初任者」「実務者」「介護福祉士」「介護支援専門員」などの資格を取れば、「資格手当」や「役職手当」がプラスされて収入を上げることも可能。資格を取るための費用を全額負担してくれる介護施設もあるので、面接を受ける前に福利厚生について、調べておきましょう。
無資格でも働きながら資格を取ることができて、収入アップも期待できる介護のお仕事は転職先としておすすめです。



