異業種から介護職に転職するメリット

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異業種から介護職への転職にはどのようなメリットがあるのでしょうか?介護職は未経験からでも転職しやすく、人手不足もあり求人数の多い職業です。年代別に、介護士に転職するメリットも紹介していきます。

介護職の転職に年齢は関係ある?

基本的に、介護職への転職に年齢制限はありません。40代や50代からでも介護職へは転職が可能であり、経験や資格によっては60代でも転職できます。

高齢化社会が問題となって久しいわが国では、介護職の需要はますます高まっており、年齢に関わらず求人は多い傾向です。厚生労働省によると、2040年度には約280万人の介護職員が必要になると算出されていますが、2022年時点での介護職員数は約215万人。需要に対して供給がまったく追いついていない状況といえます。

事業所によっては正職員の雇用を定年退職制にしていることもありますが、嘱託や非常勤として定年以降も働く人が多くいます。

介護職では子育てや親の介護、家事などの経験がそのまま活かせることもあり、未経験からでも挑戦しやすいという特徴もあります。ただし、入浴介助や移乗介助など、身体介護業務では体力も必要です。特別養護老人ホームなどでは夜勤があることもあるため、ハードな面もあることは理解しておきましょう。

逆にいえば、健康状態や体力に問題がなければ、60代以上でも十分に介護職として採用される可能性があるということです。

参照元:厚生労働省「介護人材確保に向けた取組」 (https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html

介護士の平均年齢は?

介護職といっても、資格や役割はさまざまなものがあります。ここでは総務省統計局が発表している「主要職種別平均年齢」の統計データから、介護職の平均年齢をみてみましょう。

職種 平均年齢
福祉施設介護員(男性) 39.0歳
福祉施設介護員(女性) 43.5歳
ホームヘルパー(女性) 48.6歳
介護支援専門員(女性) 50.6歳
参照元:総務省統計局「主要職種別平均年齢,勤続年数,実労働時間数と月間給与額」 (https://www.stat.go.jp/data/nihon/19.html

また、公益財団法人介護労働安定センターの調査によると、介護従事者の年齢割合は45歳〜50歳が15.1%と最も多く、次いで50歳〜55歳の14.2%となっています。

一方で25歳未満は1.9%、25歳〜30歳未満でも4.5%となっており、20代で介護職に従事する人は、60歳以上で介護職に従事する人より少ないのです。

参照元:公益財団法人介護労働安定センター「令和4年度介護労働実態調査」(https://www.kaigo-center.or.jp/

20代で介護士に転職するメリットは?

介護職で収入を上げるには資格の取得が有効です。介護職の資格取得には、実務経験3年以上などを必要とするものが多く、20代から転職すれば早期取得が叶います。

将来は介護福祉士やケアマネージャーへのキャリアアップができ、資格を早く取得すればするほど、生涯年収が上がるということになります。

また介護職は介助者を抱えたり、ベッドから車いすへ移乗をサポートしたりと、体力が必要な場面も多くあります。20代なら体力に自信がある時期であるため、この時期にたくさんの経験を積むことが可能です。資格をしっかり取得していくことで、携われる業務範囲が広がり、介護職のプロフェッショナルとなれるでしょう。

 30代で介護士に転職するメリットは?

30代は結婚や子育てなど、ライフステージが大きく変わる時期でもあります。出産や育児で一旦仕事から離れる人もいるでしょう。

ただし30代は今までの仕事に復帰したり、新たに職を探したりするには難しい年齢に差しかかっているともいえます。

しかしながら介護業界での平均年齢は40代が多く、30代はまだまだ若手として評価されます。30代の未経験や無資格であっても採用される確率も高い業界です。

他業界で30代で転職すると、それまでの実績やスキルを求められますが、介護業界であればまったく経験がなくても歓迎されるでしょう。さらに前職がなくても採用されやすいため、主婦やフリーターからの就職も可能です。

また介護業界では貴重な若手の30代は、正社員として採用されるチャンスも多い傾向にあります。

40代で介護士に転職するメリットは?

前述した通り、40代は介護職に携わる人が最も多い年齢層です。他業界では40代の転職はよほど高いスキルやキャリアがないと難しいとされますが、介護職は求人も多くあります。

40代はすでに社会人経験が20年程度あり、一般的な社会人としてのマナーは備わっています。介護職では要介護者やそのご家族とのコミュニケーションが欠かせませんから、年齢を活かしたコミュニケーションスキルが大きな強みとなります。

一般的な業界では40代になると求人が激減しますが、介護職では中心年齢層です。そのため安定した需要があり、仕事がなくなるという不安からも解消されます。

介護職では60代以上でも働けることを考えると、40代での転職はまだ管理職やケアマネージャー、講師などへのキャリアアップの道も拓けています。

まとめ

介護士の仕事は、今後も需要が伸びる仕事であり、社会貢献度の高い職業といえます。20代での転職はもちろん、40代からでも十分に転職するメリットがあるでしょう。

未経験でも資格がなくても挑戦しやすいのも介護職の魅力です。興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

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